調査会社の会長ブログ【松谷廣信】

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バックグランドチェック、塀の外の懲りない面々、

調査録2018/01/12

 くどい様ですが、またまた履歴書詐称の話。

 過去2回、当ブログに登場した、詐欺師同然の見事な履歴書詐称をする人の話です。実はこの人の調査依頼が、また・また・またあったのです。

 このブログを時々覗いてくれているお方はもしかしたら記憶にあるかと思いますが、「東京の開成高校から東大法学部を卒業し、通産省にキャリア採用されると同時に、ハーバード大学大学院に国費留学し、法科大学院を修了して帰国。以後、一流企業を渡り歩き、現在は外務省の特別通訳をしている」という人のことです。

 この人の調査依頼が最初にあったのが5~6年前だったと思う。

 調査結果は学歴職歴、全て嘘で、実際は高卒で40歳余の今も独身で親の脛をかじっている甘ちゃんであった。

 実は、この人物の調査依頼が、別の企業から2~3年前に再度あった。その時の履歴書も、やはり学歴は同じ東大からハーバード大学であった。職歴は一部違っていたが、最終の勤務先は実際に部長職で勤めていた。ところが、入社3ケ月頃からボロガ出はじめ、不審を持った上司がバックグランドチェックをしたところ、履歴が全くデタラメである事が発覚。ところが事は既に遅しで、本人は数百万円の横領を働いており、クビにしたと云うこと(調査結果)であった。

 この人物の調査依頼が、最近またまた有った。ところが今回は以前に詐称していた学歴や職歴とは全く違い、今回は、在阪の高校からアメリカのワシントン州立大学に学び、以後一流企業を2.3変わり、現在は経営コンサルタントをしているというものであった。

 同じ人物でありながら、履歴は全く違い、同じなのは氏名、生年月日、現住所だけ。

 全くもってであるが、世の中にはこんな人も居るのである。

 しかも、こうした人が大手を振って王道を歩けるのが今の日本である。実は、今回の調査でも、新たな最後の勤務先では部長職で採用されていた(3ケ月で解雇になったが)。

 

ここで私が云いたいのは、今の個人情報保護の流れと、厚労省が行う行政指導(採用時の身元調査はしてはならない)です。

 事実は小説より奇なりで、こうした履歴詐称を繰り返し、企業にキャリア採用され、横領などの不正行為を働きながら大手を振って生きていける、援助、保護をしているのが厚労省の指導であり、個人情報保護の流れの弊害があるという事です。

 バックグランドチェックを専門に行う弊社の調査員が苦労に苦労を重ねても、今の個人情報保護の壁を乗り越えて、履歴確認を行うのは中々ではないのが現状です。ましてや、面接やペーパー試験だけで、履歴詐称を見抜くのは至難の業でしょう。にも関わらず、行政も企業も第三者の履歴確認には協力しない(自分のところは何とかして確認してくれと云うが)。このような履歴書詐称を助長させるような社会風潮で良いのでしょうか・・・。個人情報保護法の目的を履き違えないで、運用面も確りと考えて頂きたいものだ。

 微力ではありますが、今年もこんな事をつぶやきながら、一隅を照らして行けたらと思っております。

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