調査会社の会長ブログ

中村天風先生の話

2017年02月22日

会社のTOILにかかっている日めくりカレンダーにこんな言葉があった。「明日死ぬかのように生きれ。永遠に生きるかのごとく学べ」(マハトマ・ガンジー)。便座に座りながら、「ウーン、ウーン・・なるほど」と唸った。

そこで思い出したのが、わが師「中村天風」先生の話。師は、昭和43年12月1日93歳(95才かも)でご帰霊なさったが、実はその前日、11月30日のご様子が、今2月号の「志るべ」(天風会の月刊小冊子)に掲載されていた。

なんと、亡くなる数時間前まで、心身統一道の講演(導き)での英語表現(先生は普段から講演にしばしば英文を交えて話された)について、娘婿の安武貞雄氏(東大の英文科卒,2代目天風会会長)に、氏が少々辟易するほど、細かくしつこく尋ね、より的を得た表現にしようと学んでいたと云う。その時のやり取りが詳細に紹介されていた。

(「志るべ」の一部を抜粋)

「ウム、ウム」とうなづかれたあと、「probablyとperhapsとはどう違うんだ」と尋ねられる。「あまり違いはない言葉です」と申し上げたが納得されない。そこで私の心覚えをたよりに、細かく説明する。「日本語でも同じ意味で、『恐らくは』とか『多分』とか違った言い方があるでしょう。厳密にいうと、プロバブリーの方がパーハップスより、起こる可能性が多い場合といえますが、大体においてニュアンスが違います。語源の違いがあります。プロバブリーは南欧ラテン系、パーハプスは英語古来の北欧系の言葉で、言葉の出どころが違います。丁度日本語にも中国から来た漢語と、日本古来のやまと言葉があるように、プロバブリーは少し四角張った場合、パーハプスは日常の会話によく使われるようです・・・」。ここまで申し上げると「よし分かった。サンキュー」。このサンキューが、私ひとりに与えられた哲人(天風先生)の最後の日のお言葉でした。繰り返します、先生がお亡くなりになったその日の、正午近くのことなのです・・・。

多分に天風先生は自分の死期を分かっていた(2ケ月前から病床にあった)と思う。しかし、そんな事は全く関係なく、亡くなる当日まで学ぼうとする欲、姿勢は微塵も変わることなく、「永遠に生きるかのごとく学んでいた」ことがしのばれる。

尚、天風先生は、80歳代の時に突然声が出なくなり、竹馬の友であった医師に、家族が往診を頼んだ。急ぎ往診した医師は、これはダメだ、喉頭癌で声帯がふさがっている。直ぐに入院、手術を要すると診断。声帯ごと切除しないと命が危ない、「直ぐに入院、手術」と告げる。すると、天風先生は、「俺の仕事は声を出すことだ、絶対に手術も入院もしない」とメモに書く。すると、医師は「絶対に駄目だ、すぐ入院、手術」とやはりメモに書く。すると、天風先生は「俺は耳は聞こえる」と書いたという。

実は、その翌日から北海道の講演に出る予定が入っていた。先生は、入院どころか北海道に行くといってきかない。先生には誰も逆らえない。仕方なく、翌日予定通り北海道へ。翌日の講演会場には数百名の会員(聴衆)が集まっていた。司会者が、天風先生の状態を説明、代わりに他の講師が演題に立つが、聴衆は納得しない。「天風先生の声が出ないのであれば仕方ない。しかし、お顔だけでもみたい。とにかく登壇願いたい」といって利かない。そのやり取りを控えの間で聞いていた先生は、おもむろに腰を上げ、会場へと向かう。拍手喝采、登壇した天風先生は、しばし黙って立っていたが、拍手が鳴り止むや、クンバカハ一番、腹のそこから、カッ!と声を出した。すると、喉から血だまりの肉片が飛び出し、後は血が止まらない。先生は手ぬぐいに血を吐きながら、そのまま講演を始めたという。誰が止めてもとまらない。とうとう最後まで講演をしたという。その後2日間、芸子を上げてドンちゃん騒ぎ(先生はお酒は飲まれないが)をし、帰京の途についたという逸話がある。

まさに、天風哲人は、「明日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのごとく学んだ」 人であった。

スマフォにはカバーが必要

2017年02月10日

 今週火・水(2月7・8日)と東京出張。主な目的は全国調査業協同組合の理事会。特に大きな課題がある訳ではないが、昨年末の理事会も出席できなかった為、今回は何が何でもと思い、重い腰を上げた。ところが会議室に顔を出すや否や、「久しぶり・・・、顔忘れかけていたは・・・」、挨拶代わりのヒニクを浴びせられる。何を云われても「ゴメン・・」としか言いようが無い。

理事会の内容は、組合の活性化、運動方針が主なものであった。ただ、いつもの事ながら、意見や方策は色々出るが、旗振れど踊らずで、中々実行に結びつかない。これは、この組合に限らずで、小生が会長を務める全国調査業協会連合会も同じ。先々週名古屋で理事会が開催されたが、ここもご多分にもれずで、活動らしい活動ができず、ただ継続は力なりの言葉に甘んじ、教育研修会でお茶を濁すていどの事しかできない体たらくである。

 資金なし、人なし、実績なし、.ノウハウなし、の無いないずくめで、正直業界活動は今頭打ちの状態にある。何か起爆剤はないか?と模索しているのが小生の今である。

 水曜日は早々に用事を済ませ、11時にはフリーとなった。そこで、思いつきで横浜港に足を向けた。電車の終点、横浜・中華街駅で下車。山下公園方面に出ると、そこは横浜港。ふと見ると、目の前にかの有名な氷川丸(昭和5年にシアトル航路用に建造された豪華貨客船)が、海に浮かぶ文化遺産として係留されていた。早速船内見学、船内もさることながらエンジンの大きさに驚嘆。1万トン超級の船を動かすとはこうゆう事かとただただ驚くばかりであった。その後、横浜港1周のマリンクルーズ、1時間、ジンフィーズを片手にゆったりとしたひと時を楽しんだ。下船し、歩くこと20分。新しく作られた豪華客船用埠頭、大桟橋を見学。これがまた凄い。どう表現していいのか分からない。これにもただただ驚くばかり。これはブログに載せようと、あちこちスマフォで撮影。

 ところがである。昨日、そのスマフォをぽけっとから出そうとして、なぜかポトンと床に落としてしまった。床はアスファルト、カッシャと嫌な音がした。見ると表の液晶にヒビが入り、オジャン。電源も入らず、何も表示されない。よって、写真掲載は無理・・・全くもって歳はとりたくないものだ、トホホ・・。

 スマフォには絶対にカバーが必要。

スマフォのギャラリー整理

2017年01月26日

 

 小生のスマフォには、ブログ掲載用にと思って移した写真が膨大に保存されている。ところが投稿の時期を逸したり、時間がなかったりで、そのまま放置されている。そこで、今日はその一部を何の脈略も無く投稿することにした。

 

昨年10月末に妻と二人で東北の紅葉を見ようと出かけた時の写真。

高村光太郎が詠った智恵子抄、阿多たら山の空。

 ~あどけない話~
智恵子は東京に空が無いといふ。
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間(あいだ)に在るのは、
切っても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山(あたたらやま)の山の上に
毎日出ている青い空が
智恵子のほんとうの空だといふ。
あどけない空の話である。

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立石寺に立ち寄った。何百の石段であったか、そうとうに堪えた。

 

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蝉の声がしみいった岩

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立石寺に在る松尾芭蕉の銅像

 

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12月の隠岐の海(自宅の2階から写す)

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12月4日に釣り上げた13,5キロの寒ブリ

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12月3日に釣った7~8キロのブリ

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妻が丹精こめてそだてているポインセチア。11月から色つき今も綺麗に咲いている。

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元日から咲き始めた庭の紅梅。

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個人情報保護の壁

2017年01月16日

 今年も早々に業界団体の会報原稿依頼が来た。さて何を書こうかとデスクに向かう。年明けの少しボーっとした頭に浮かぶのは、常時頭の隅から消えることの無い、プライバシーとか個人情報の問題。過去にも何回か書いたような気がするが、またまた今回も同じようなことを長々と書いてしまった。

 

個人情報保護の壁

 新年あけましておめでとうございます。協会員の皆さまはどんな正月を迎えられたでしょうか。

 今年、関西の年明けは小春日和を思わせる穏やかな日よりとなり、晴れ晴れとした気持ちで新年を迎えることができました。皆様にとりまして今年一年が、この年明けのような爽やかな気持ちで過ごせますよう願わずにはいられません。

 さて、表題の個人情報ですが、今一般的には「個人情報は本人の承諾なくしては、他人に漏らしてはいけない」と理解されているようで、個人のことを尋ねると、「いや、それは個人情報ですから言えません」、中には「それは個人情報でしょう、そんな事を調べていいんですか?」などと云われ、うさんくさそうな目で見られる。これが現実では無いでしょうか。

しかし、社会を構成するのは人一人ひとりであり、人が集まってコミュニティーが形成されています。しかも、人が人と付き合い、友達になるのも喧嘩するのも、人と人の関係性のぶつかり合いである。そんなこんなを色々考えていると、非常に素朴な疑問が沸いてきます。

人は、相手のこと(個人情報)を知らずしては、安心して付き合うことはできない。しかし、個人のことを尋ねると「個人情報ですから・・」との答えが返ってくる。ところが、会話の大半は人に関する事ではなかろうか。市井の奥様方は井戸端会議で、「それは個人情報ですから・・」などと云おうものなら、すぐに村八分、グループから外されてしまうのでは・・。特に女子会などは、人の話題(個人情報)で花が咲き、コミュニティーが成り立っているのでは。

個人情報云々が大きく問題にされるようになったのは、平成15年の個人情報保護法なる法律が施行されてからである。ただ、この法律に、「個人情報は、誰しも本人の承諾なくして漏らしてならない」などと書かれているのであろうか?。全く、否である。

個人情報保護法の目的は、「個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利利益を保護することを目的とする」とあり、個人情報とは「生存する個人に関する情報で、特定の個人を識別することができることとなるもの(氏名、生年月日など)をいう」とある。その上で、特定の個人情報を電子計算機を用いて検索することができるように体系的に構成したもの。また、特定の個人情報を容易に検索することができるように体系的に構成したもの」と定め、この情報を「個人情報データベース等」として、個人情報データベース等を事業の用に供している者を「個人情報取り扱い業者」と定め、この個人情報取り扱い業者を対象に、個人情報の取り扱いを定めたものがこの法律である。

所謂、個人情報を電子計算機等を使って容易に検索できるようにし、それを、事業の用に供している事業者を対象として定めた法律である。そして、この法律の対象となる「個人情報取り扱い業者」が個人情報を収集し、それを利用する場合には、収集目的以外の事に使ってはならない、使う場合は本人の承諾を得なければならない、などと細々と規制されている。

これは、国民一人ひとりを対象とした法律ではなく、個人情報を大量に収集する、「個人情報取り扱い業者」をターゲットとした法である。従って、「彼、彼女が、今どこに住み何をしているか、何歳でどんな人か」など、個々人の責任において話す分には何ら科(法律の規制)を受けるものでは無い。もし、そんな法律であれば、人は社会生活を営むことはできず、コミュニティーは成立しない。にも拘わらず、「それは個人情報ですから・・」と云えば、寧ろコンプライアンス精神を強く持った立派な人の様に思われると思ってか、何かいうと「それは個人情報ですから・・」と、いかにも知った顔でのたまう御仁が多い。

 個人情報保護法が何時からこういう事になったのであろうか・・?。

 弊社は、採用時の事前調査を主に行っており、応募者の提出した履歴書及び職務経歴書を基に、その履歴や職務経歴が正しいか否か、前職での勤怠や職務能力がどうであったのか、また、人柄や素行はどうなのかなどを調べ報告する事を業としており、個人情報にもろに係る仕事である。それゆえ、「それは個人情報ですから・・」の言葉を、調査員は日に何回となく聞かされる事になる。「個人情報だから、どうなのですか?」などと言葉を返したところで、相手は逆に意固地になるくらいで何の解決にもならない。そこで調査員は、あの手この手と、以前の何倍もの労力を費やすこととなっている。

 採用調査の第一は、個人情報の塊である履歴書を基に、その経歴確認を主としたものであり、秘匿にしている個人情報を入手しようとするものではない。それにも関わらず、前職に問い合わせると、「それは個人情報ですから」と、確認にさえ応じて貰えない。居住地の確認作業でも同様の事がいえる。「いや、個人情報をお聞きしよというのではありません。ただ、本人が申告する事項が正しいか否かの確認をお願いしたいだけなのです」と云っても、先ず答えはかえらない。問いに応える応えないは相手の勝手であり、調査員は何らの権利を有している訳では無い。しかし、尋ねる事、応える事が個人情報保護法にふれるかの如くに云われ、お断りの文句が全て「個人情報ですから・・」というものである。既に入手している個人情報の確認すら、「個人情報」を理由にできないという事に成れば、個人情報保護法が施行された当初に危惧された「匿名社会」の到来が現実となり、何が本当か、何を信じればいいのか判らない、人が人を信じることが難しい社会に成りはしないか?。結果的に、個人情報の保護が自己の権利主張のみを声高に叫び、務めなければならない義務は全く果たそうとしない、歪んだ社会に成っていくのでは・・・。

 それを知ってか知らずか、近年履歴書の虚偽申告は非常に増えている。これでは、厚労省が指導する、「公正な採用選考」など出来るわけがない。にもかかわらず厚労省は、「採用時の調査はしないように」との指導を一貫しておし進めている。公正採用を標榜するのであれば、寧ろ採用調査を推進し、ミスマッチの無い公正な採用選考を心がけるべきと指導すべきと思うが、現実は真逆になっている。採用調査を否定する考え方のバックに「応募者の能力資質に関係ない情報の入手を避けなければならない」との思いがあるのはよく理解できるが、現実の採用調査は、応募者の能力資質に特化しており、その前提となる履歴の確認が主なものであるにもかかわらず、その行為が現実には非常に難しくなっている。

 この問題は、今後調査業団体が取り組まなければならない大きな課題ではなかろうか。

仕事始め

2017年01月05日

 新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

 今日5日は弊社の仕事始め。9時早々から社員皆が6階の会長室に集い、ささやかな新年礼会をする。これは弊社創業以来の儀式で、特に目新しい事ではないが、新年早々皆が笑顔でお神酒を酌み交わすのは良いものである。

 例年だとこの後、得意先への挨拶回りに出かけるのであるが、今年は「会長は社内で通常業務に勤しむように!」との厳しいご下命があり、正月気分は直ぐに吹っ飛び、寸暇も惜しんで業務に精励することとなった。

 年越しの仕事もかなり溜まっているが、ありがたいことに年明けと同時に相当の初荷が届き、朝から大忙し。今日は天満の天神さんにお参りしようと思っていたが、その時間も取れず・・・トホホ。

 この調子だと、今年も老体に鞭打たれて相当にこき使われそうな雰囲気である。ただ、「元気で仕事が出来るうちが華」と心得、今年も精一杯頑張る所存です。旧年に倍しましてご指導ご鞭撻を賜らんことを伏してお願い申し上げます。

関西総合調査業協会会員

NPO法人全国調査業協会
連合会加盟員

全国調査業協同組合
(内閣府認可法人)会員

大阪興信探偵業協同組合会員

東京都公安委員会
第30070479号

大阪府公安委員会
第62070608号

大阪府知事届出

大阪商工会議所会員

セコムトラストシステムズ
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