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文豪「明治、大正、昭和」坪内逍遥から三島由紀夫まで50人

会長日記2017/11/07

 先々週の日曜日、何時も行く図書館に表題の本があった。小説以外、あまりハウツー的なものは手にしないが、パラパラとめくると結構面白そう。こんなのもたまにはいいかと借り出した。

 本の構成は、明治、大正、昭和の文豪50人のプロフィール、恋愛観、趣味・特技、生没年、代表作の粗筋、生き方、エピソード、交友関係などが極めて簡潔にまとめられていた。こんなハウツーものだから別に読後感と云えるようなものは無いが、驚いたのは、文豪といわれる作家の短命なこと。

 約半数の作家が50歳を迎えずに他界している。

 二葉亭四迷45歳、夏目漱石39歳、正岡子規36歳 、尾崎紅葉35歳、国木田独歩37歳、樋口一葉24歳、有島武郎45歳、石川啄木26歳、萩原朔太郎37歳、芥川龍之介35歳 、岡本かの子49歳、宮沢賢治37歳、横光利一49歳、夢野久作47歳、梶井基次郎31歳、小林多喜二29歳、林文子47歳、堀辰雄48歳、中原中也30歳、中島敦33歳、坂口安吾48歳、太宰治38歳、 織田作之助33歳、三島由紀夫45歳。

 また、当然といえば当然かも知れないが、恋多きこと、放蕩で家庭的を省みない、薬におぼれた作家など、エッそうだったのか?、と認識を新たにするもので、結構楽しく読ませていただいた。

 中でも驚いたのが石川啄木。恋愛観に記されているのが以下の内容。

 「妻子ある身でありながら、東京では何人かの芸者と交際するなど、非常に奔放である。一方で、妻子に家出されてひどく落ち込むなど、女性に依存する面もある。手紙から妻と友人・宮崎郁雨の浮気を疑い絶縁するなど、嫉妬深い顔も見せる。尚、中学はカンニングがバレて中退したとか、社会に出てからも借金まみれ、しかも、借りたお金を女遊びや遊興費に使い、仕事は無断欠勤するなど、相当奔放な生活を送っていたとある。

 エッ、あの生活苦を詠んだ石川啄木が。

「はたらけど、はたらけど、猶わが生活、楽にならざり、じっと手を見る」

「たはむれに、母を背負いて、そのあまり軽きに泣きて、三歩あゆまず」。

 この詩を手にした啄木の妹、光子は、「母に迷惑ばかりかけていた兄が母をおんぶするなど有りえない」と記しているとあった。

 小生は、おどろきのあまり、じっと文字をみる。

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