教訓
「異業種交流会」というのは、結構広く頻繁に行われている様である。
小生も40歳代の働き盛りの頃(今も働き盛りではあるが・・・)は、結構あちこち顔を出していた。参加メンバーの目的は様々であるが、一様にいえる事は、自己向上と商売。
それに関しては何らいうことは無いが、仕事柄、以前から強く感じていることが一つある。それは、「交流会での売り込みには、気をつけろ。」ということ。
特に人材(自己を含む)の売り込み。こうした交流会の場に顔を出している人のなかで、多く見られるのが、自称何々コンサルタントと称する人。一方、スカウトを目的に人材を求めて参加している人も少なくは無い。
そこで、お互いの思惑が一致して、「内の仕事を手伝ってみないか・・・」などの話となる。
そうしたケースで、弊社に調査依頼が来る事が度々ある。所謂、エグジェクティブ・キャリア採用調査である。
流石にこのケースの履歴書は中々のもの。職務経歴書の自己PRもへーと思えるもの。ところがところがである。調べてみると、今度はへーと思える虚偽が満載。口八丁手八丁で見てくれは良いが、実績は伴わず、実際は同一企業に2年と続かず転職を繰り返している人が多く、弊社の調査結果では8割が、「採用不適当」 と判断せざるを得ないものと成っている。
同様に商談でも眉唾のケースが多く、総じて交流会の場での売り込み話には注意を要すると云うのが、小生が仕事柄知りえた教訓である。