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2005年12月28日
光陰矢のごとし
今年も後3日を残すだけ。過ぎ去った日は早いと言うが余りにも早い。1年を振り替えって、今年は何をしたか?、何があったか?、 などと毎年この時期になると考える。ところが、何故かこの歳になると年年歳歳花合い似たりで、ピンとくるものが無い。 漫然と日々過ごしてしまっているからなので有ろうが・・・。暮れに反省、新年を迎えて心機一転新たに誓いを建てるが、暮れにはまた反省。 その繰り返しで、早や還暦を迎える歳となった。ところが又、この還暦を迎える実感がまったく無い。誰しも云うことではあるが、 気持ちは未だ全くの青春。ただ、身体は正直なもので徐々にガタがきはじめたようで、 同じ年頃の人間が集まると自然と健康の話に話題移って行く。
そんな事はともかくとして、多分これが今年最後のブログとなる。そこで、自分なりに今年1年を振り替えってみよう。
直ぐにピンと来るものは無いが、よくよく考えると色々ある。先ず一つは、このブログなるものを書き始めた事であろうか。 弊社の番頭の強い要望で、「週に2回は・・」と云われたが思うほど簡単ではない。書き始めればそうでもないが、それまでが中々億劫である。 これも歳のせいなのかもしれない・・・。 内容はともかくとして、それでも何とか週1?2回のペースで書き続けることが出来た。 身内しか読まないブログではあるが、偶には、「松ちゃんの書いていること90%その通りだと思う・・・」などと声援を送ってくれる人も居た。 そんな人が一人でも居る限り、来年も書き続けて行こうと思う。
趣味の一つである読書は、今年は何と言っても浅田次郎。寝屋川図書館にある浅田次郎は全て読破したが、あの何ともいえない「情味」 には泣かされた。また、先日娘が「お父さん、この本ちょっと泣けるで・・・、」と貸してくれた、島田洋七(漫才師)の「がばいばあちゃん」 これも中々よかった。どうも映画化されるらしい。そういえば、友人の東田俊康(PIO社長)が書いた「探偵がゆく」 も中々よかった・・・(他人が見るブログなるものはこういうところが難しい)、しかし、未だ映画化の話は無いらしい。
業界的には、何といっても業法制定の動き。議員立法で成立やに思えたが、郵政民営化に伴う解散で一端はオジャン。ただ、 来年早々の国会で成立の見込み大との噂。正直、期待と不安で複雑な思いである。今ひとつ業界的には、戸籍住民票問題。 調査業従事者が行政書士等の有資格者を通じて、第三者の住民票や戸籍を入手していたことが発覚、不正入手として報道され、 解放同盟を中心とした運動団体や行政が人権問題として大きくとらえている事件である。実は、この問題は報道されているような、 単純に不正入手と一言でいえるような問題ではなく、戸籍住民票そのものの行政の取り扱いに問題があり、「何人でも請求できる」 となっているにも関わらず、有資格者にしか出さない運用に問題がある事を強く主張したい。戸籍、住民票が差別の為に使われたのであれば、 これは大問題である。だからと言って、「戸籍、住民票を非公開に」とはならない。身分を公証する公的資料は戸籍や住民票以外には無い。 それを、非公開にすればいったいどんな社会になるのか、火を見るより明らかなこと。悪い奴ほどよく眠る、 詐欺師天国の到来である。私の持論であるが、「包丁で殺人事件を起こしたからと言って、包丁を悪とし、 その使用も製造も禁止するような事があってはならない」、このことである。ところが、人権や差別となると、 どうもつながるものは全てダメとなるらしい・・・。そんな偏った行政だけはして欲しくないものである。
後はブログにもよく書いたが、個人情報保護法施行に伴う各企業の自己保身とマニュアル人間の台頭。人権、個人主義、 プライバシーのはき違え。「人権の行き過ぎは亡国の始まり・・・」と知人の一人が声を大にして独り言をいっているが、 人権至上主義の賢人の話を聞いていると、正直私も知人同様に叫びたくなった年であった。
投稿者 ks110 : 17:21 | コメント (0) | トラックバック
2005年12月19日
三つの言葉「人権、プライバシー、個人情報」
今月の文芸春秋で、新年特別企画、各界リーダー32人が選ぶ時代を読み解くキーワード、「三つの言葉」 というのがある。堺屋太一は「まやかし、あほらし、あらまほし」と並べ、現在は、言葉と行動、建前と実態、 看板と中味の異なる世の中だ、と強烈に批判している。堀江もんは、「世界平和、肉体と精神の分離、宇宙」と、中曽根康弘は「改革万能膏、 同情大臣劇場、ナショナリズム感冒」、前原誠司は「ボランテイア気質、改革競争、戦争責任の風化」などとある。
ところが、文芸春秋の記者が何を度忘れしたのか、私には原稿依頼が無かった。40年間、 1度も欠かす事無く文春を愛読している私にである。
そこで、仕方なく、愛妻と子供と社員しか読者のいない、このブログに自分なりの「3つの言葉」 を書くことにした。「人権、プライバシー、個人情報」、今の私の頭の中は、 これ以外の言葉は浮かんでこない。「21世紀は人権の世紀」、 と行政や人権団体が21世紀に入ると同時に大々的に歌い上げ、人権立国を目指した。そして、人事調査は人権侵害、差別につながる云々と。 結果、最大の人権である「人の命」が奪われた。塾講師の殺人事件を教訓に、マスコミ報道によると、教育界では、 「人間性重視の視点で採用を考えて行きたい」との方針が打ち出されているようである。大変結構なことである、と思うと同時に、 何を今更という気持ちもある。ただ、人間性重視は結構だが、人間性を観る方法である。面接や試験で真の人間性が判るのであれば、 それは良いが実際は可也難しい。私は、人間性というものは、その人の仕事や日常生活など、日頃の言動に現れるものと考えており、 職歴や日頃の生活態度を調査する事によって判明するものと思っている。
個人情報保護もプライバシー保護も結構だが、真の人権を護るには、今の個人情報やプライバシーの一般的な考え方には相当な矛盾がある。 「個人情報」「プライバシー」などは比較考量の問題が大きく、一概に言えるもので無いだけに非常に難しいと思うが、真の人権を護る上で、 もっともっと論議を深める必要があるように思う。
投稿者 ks110 : 16:44 | コメント (0) | トラックバック
2005年12月12日
堀本沙也乃ちゃん殺害事件に思う。採用調査と使用者責任。
またも幼児殺害という痛ましい事件が起こった。世の中いったいどないなっとるんじゃ・・怒り心頭でまたまた血圧が上がる。
堀本沙也乃ちゃん殺害のニュースを聞くと同時に思った。「この塾はもうダメだ」と。師が師弟を殺す、しかも小学校6年生の子供を。
塾講師の荻野容疑者は、過去窃盗未遂から暴力事件を起こし、大学から停学処分を受けていた過去があるという。しかし、会社(塾)は、 停学中の荻野を講師として採用していたものである。
もし、これがアメリカであれば「ネグリジェント・ハイヤリング」と言われる考え方で、塾側の使用者責任が徹底的に問われ、 多分数十億の損害賠償を請求される事になるでしょう。
「ネグリジェント・ハイヤリング法」とは、求職者の職歴調査を行っていなかった為に生じた使用者責任の問題です。所謂、入社前に、 求人企業が求職者の経歴調査(採用調査)を正確に行っていたかどうか、その事が使用者責任の大きな分かれ目になるのです。今回の 「沙也乃ちゃん殺害事件」でも、塾講師として相応しいかどうか、採用前にキッチリと調査したが、過去に暴力事件などを起こした経歴はなく、 性格的にも変質者的な要素が全く判らなかった場合と、求職者の申告のみを信じ、何らの調査もせずに採用したケースでは、 使用者責任の度合いが全く違う、という考え方です。
従って、米国では入社前の採用調査は、採用マネージャが行わなければならない最低用件の一つになっているが、日本は 「採用調査は差別につながるおそれがあるからしてはいけない」と厚生労働省が必死になって行政指導している。いったいこの差は何だ・・・。 そして、この事件である。
人権とかプライバシーとか個人情報保護とかの名のもとに、最大の人権が侵害されたのである。 国は勿論のこと、企業も、一方的な人権論者や団体のいう事のみに唯々諾々とするのではなく、 使用者責任が今後より一層問われる時代になることを考え、真剣に論議してもらいたいものである。
投稿者 ks110 : 12:00 | コメント (0) | トラックバック
2005年12月07日
自然破壊と心の破壊
一昨日からの急激な寒波、懐の寂しい我が身にはより強烈に応える。某友人曰く 「ヨーロッパを襲っていた寒波が地球を半周してやってきた。今年の冬は相当冷えるぞ・・」と。その説がどうなのか、 気象音痴の私には判らないが、いずれにしても環境破壊がもたらす近年の気象変動は凄まじい。津波、ハリケーン、 温暖化による氷河や永久凍土の凍解など、全て人間の強欲に起因して起きた自然破壊行為の当然の帰結である。
先般、所属する船場ロータリークラブの卓話でも、環境問題が取り上げられ、温暖化防止対策で、 企業は勿論私たち個々人に何が出来るだろうか・・、そんな事が話し合われたが、本当に真剣に考えなければならない問題だと思う。
また、自然環境破壊と供に最近人の心も破壊されてきたのか、とても人間とは思えないような幼児殺害などの凶悪犯罪が続出している。 フッと思う、経済や化学の発展は、人の幸せと何か関係しているのだろうか・・と。しかし、自然破壊と心の破壊はきっと相関関係にあるのでは・ ・。
投稿者 ks110 : 14:18 | コメント (0) | トラックバック
2005年12月02日
履歴書詐称
弊社は、中途採用での採用調査(雇用調査)を主な業務としているが、とにかく履歴書詐称の多さに驚かされる。 中でも多いのが職歴の期間詐称。高齢者になるとある程度の記憶違いは仕方ないが、意図してとしか思えない詐称が大半である。 弊社の扱い件数の30?40%内外に何らかの履歴詐称が調査で判明するが、驚く無かれ、 ひどいのになると申告住所に住んでいないケースさえある。
今週扱ったケースでは、学校卒業後12年間勤め今年7月に退職したとある勤務先が全くの嘘。 正社員は勿論アルバイトでも勤めた形跡もない。いったい今まで何をしていた人物なのか・・。
今一人は、2?3年で転職を繰り返し、6社の勤務先を申告しているが何れでも確認が取れない。そこで、多方面からの調査を行った結果、 昨年中国マフィアと組んでピッキング強盗を働き逮捕されたメンバーの一人であった事が判明。 何とこの強盗犯が応募していた企業が警備会社であった。