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2007年03月29日

中之島の風景

 春のポカポカ陽気につられ、昼休みブラブラと中之島公園に出かけた。天神祭の鉾流し神事で知られる鉾流し橋を渡り、 東洋陶磁美術館の横を通ってなんば橋(通称ライオン橋)の下を潜り、中之島の先端(東の端)へと歩く。

 中之島の東側は船の舳先に似ており、大川に大型船が停泊しているかのような風景である。 この舳先部分を横切って天神橋が架かっているがその手前に、日本海海戦で大活躍した戦艦 「最上」の船橋とマストが記念碑的な形で置かれ、マストは大阪市民国旗掲揚柱となっている。ところが船橋はボロボロで中はゴミの山、マストは赤錆が浮き出し戦艦 「最上」の面影など微塵もない。諸外国の戦勝記念品などはピカピカに磨き上げられ、国の誇りとして大切に保存されていると聞くが、 その情けない姿に、東郷元帥の嘆きが聞こえるようであった。大坂市庁舎は同じ中之島に在り、 中之島丸の中央ブリッジをイメージしていると思うが、先端マスト(大阪市民国旗掲揚柱)が赤錆だらけでは、遠洋航海などもってのほか、 近海航路さえおぼつかないのでは、と思えた。

 嫌な気分に取り付かれそうで、足早に立ち去ろうとすると、ブブブ・ブブブ、かすかにエヤーポンプの音が聞こえてきた。アレ、 こんな公園に と不思議に思って周りに眼をこらすと、何と青テントの周囲に置かれたポリ容器の中から泡が吹き出している。 そろっと近づいて見ると、ポリ容器に電池式のエヤーポンプが設置され、3センチほどのフナが数匹泳いでいる。へー、 感心してジッと眺めていると青テントの住人が横から声をかけてきた・・。「去年の秋に産まれたフナやねん・ ・」「へー、ここの大川で」「そうや・・、いっぱいいるで」「兄ちゃんこっち来てみ・・」、 裏に回ると、そこには2センチ程のメダカと、その稚魚がいっぱい居る。「アレッ、このメダカ白いな・・ 」「そや、外来種や、メダカは黒ポイのと茶系と白がおるねん。白は外来種や、」「これも大川で」「そや・・」「何ぼでも増えるで・・」  「おじさん凄いな・・」、こんなやり取りが20分ほど続いた。 おじさんからはプンと酒の臭いがしていたが眼は子供のように可愛らしかった。「またな・・、 頑張りや・・」、一声掛けて青テントを後にした。

 嫌な気分も一新し、ニコニコ顔で中之島の先端へと進むと、天神橋の橋梁下は青テント村。以前来た時もそうであったが、 今回も同じくジャラジャラ・ジャラジャラ、ご推察の通りマージャンである。4人打ちマージャン、さすがに全自動ではないが立派なものである。 昼日中から「チー・ポン・カン・ロン」、何とも優雅なものである。

 帰り道、遠周りをして大阪市役所の横を通ると、南玄関は警備員と作業服姿の職員による人垣で完全にガードされている。 大川端には浮浪者姿の一団が屯している。そうー、釜が崎の住民登録抹消問題で、 一触即発の状態での睨み合いがここ1週間ほどは続いている。

 人生いろいろ・・・♪♪♪。千代ちゃん、松ちゃん、

 

 

 

 

投稿者 ks110 : 13:54 | コメント (0) | トラックバック

2007年03月22日

採用調査と調査員

  「採用調査」、これが弊社の主な仕事である。所謂、求職者が提出した「履歴書と職務経歴書」 を基に、その申告内容が正しいのか否か、間違っていれば何所がどう違うのか。職務経歴書に関しても同様に、記載内容が正しいのかどうか。 先ずこれが、第一段階の調査で、後は、勤怠(出勤状況や仕事への取組み姿勢)、退職理由、職務能力、性格素行、 健康状態等を過去10年位遡って調べ、それをレポートにして報告する仕事である。

 そんなに難しい仕事ではない。調査員は1年もすれば一通りの事は出来るようになる。ところがそれから先が中々大変である。 一通りの事が出来ればそれで良し、とするなら、其れはそれで良いが、その人はそれで終わりである。

 採用調査は単なる経歴調査とは違い、依頼者が真に求めているのは、採否の判断材料である。「採用して役にたつか否か、 プラスにはならないまでもマイナスなるようでは困る・・・」そんな思いであり、その為の参考資料にならなければ意味が無い。

 ところが人を側面から調べ判断すると言うのは容易なことではない。所謂、一通りの取材は出来ても、 相手が何所まで本当の事を話してくれているのかどうか、言葉だけでなく表情や声のトーン等から即座に読み取り、 その場の雰囲気で臨機応変に対応し、相手を乗せて表面的な事だけでなく、「実は・・」と云う話をさせなければならない。 しつこく聞けば良いと言うものではなく、相手を怒らせては何の意味もない。 スピードと内容を兼ね備えた正確なレポートが書けるようになるのは相当な努力と時間を要するのが本当のところである。

 調査員で20年、30年というベテランは数多く居るが、本当に仕事の出来る人と云うのは少ない。それも、 頭の良し悪しなどは余り関係なく、寧ろ仕事への取組み姿勢と日頃の考え方。所謂、何を思い何を目指すか、 その思い方考え方が仕事の出来るできないを決めるゴールデンキーになっているように思う。

 この事は、調査員に限ったことでは無く、仕事全般に通じていることかも知れないが・・。

 

投稿者 ks110 : 14:30 | コメント (0) | トラックバック

2007年03月15日

教育研修会

 昨日3月14日(水)、「関西総合調査業協協会」の教育研修会が開催された

 研修内容は、今年6月1日から施行される「探偵業の業務の適正化に関する法律」について、 であり、その講師役を務めた。法律の専門家でも何でもないずぶの素人が業法の解説をしようというのだから中々大変である。そこで、 素人は素人なりに万全を期し、キッチリと条文を頭に叩き込んで研修に望もうと考えていた。

 ところが先週から今週にかけ何時に無く雑用が重なり、殆ど勉強する時間が取れなかった。しかも、前日は月1回、 私の会社で開いている囲碁会の日。碁会は業務が終わる6時頃からで、メンバーは以前、南森町に所在した碁会所「マルサン」の会員で、 同時期に日本棋院初段の免状を貰った(取ったではない)メンバーである。それに、往時の碁会所「マルサン」の席主が指導してくれる。 棋力互角のヘボ碁士の集まりであり、この上なく楽しい碁会となる。夕方になると仕事もそこそこにその準備にかかる。 自らいそいそと近くのスーパーに出掛け、食料を仕入れ、準備万端手ぐすねを引いて碁仇の来るのを待つわけである。 こうなると仕事の事など眼中にない。黒・白・クロ・シロ、頭の中は碁石で一杯になり、時間の経つのも忘れる。結局お開きとなったのが11時、 少しでも早く帰って明日の準備をと思ったが、碁で負けが込んだ悪友が「エーイ・・一杯いこう」と声をかけて来た。勝ち逃げは卑怯、 男なら付き合わざるをえない。渋々かいそいそかは別にして足は自然と新地に向いていた。結局我が家にたどり着いたのは午前さま。

 当日は案の定二日酔い。ボーとした頭で出社し、研修に向けての勉強を始めたが胸はムカムカ、頭はガンガン。 それでも午後には何とか研修会の演壇に立ち、2時間判ったような分からない話をして無事務めを果たした。

 探偵業法は、議員立法であり、可也荒削りなところがある。しかも、消費者保護(依頼者及び被調査人)を大前提としており、 業者の育成などは全く考慮されていない。所管は公安委員会で直接は警察である。個人情報保護に人権の視点が強く反映され、 しかも依頼者保護の為契約には相当細かい事まで入れなければならない。

 依頼者の要求に誠実に応える為には、時には灰色ぽい事にも手を染めなければならない仕事であるが、今度の業法では 「人の生活の平穏を害する等個人の権利利益を侵害することがないようにしなければならい。」 (探偵業務の実施の原則)とし、これは単なる訓示規定ではなく、罰則の対象となる 「この法律に違反した場合に」該当するなどと、立法段階の内閣委員会で、提案者が答弁している。また、 人権の視点でも、依頼者から 「差別的取り扱いその他の違法な行為のために用いない旨を示す書面の交付受けなければならない」 と規定している事項について、相当な研究と議論を重ねなければならない問題を、内閣委員会の答弁でサラッと答弁して片付けている。 素人目にも、本当にこんな事で法律がつくられていいのか・・?という感じであるが、出来たものは仕方が無い。

 今後の探偵業務は、相当な努力と忍耐で、今までに倍しての時間と労力をかけないと、 真に依頼者の期待に沿える調査は難しくなるものと思わて仕方が無い。

投稿者 ks110 : 15:59 | コメント (2) | トラックバック

2007年03月07日

蒼き狼と不思議な出会い

 最近映画いはまっている。20代の頃はたまに観に行くことはあったが、30の声を聞いて以後はとんとご無沙汰で、 映画と云うものは頭の中に無かった。ところが不思議なもの、「焼けぼっくりに火がついた」ではないが、 昨年妻に誘われ嫌々ながら京都の映画館に足を向けたのが切っ掛けで、以後やみつきになった。

 丁度そのころ、ワーカー・マイカル・シネマ大日とシネックス枚方が相次いでオープン。何れも自宅から30分そこそこの所に在り、 大小9つのスクリーンをようし、一箇所で映画のはしごができるシステム。しかも夫婦割 (夫婦の1人が50歳超の場合2人で行くと割引になるシステム)を使えば一人千円で観れる。これを利用しない手はない。以来、 週末は暇さえあれば映画館に通っている。

 先週の土曜日は、今話題の「蒼き狼」の封切であった。安倍首相も夫婦で観たという。早速妻と二人で出掛けたのはいうまでもない。 早々にセンター後方の一番良い席を陣取りゆったりと座っていると、横の通路を、 小太りのおっさんと奥さんとおぼしき可愛らしい女性との二人連れが通り過ぎ、直ぐ後ろの席に腰掛けた。アレッ、何処か観たことのある・・、 まさか・・、それにしても・・。そんな思いでこそっと後ろを振り向く、おっさんと目が合った、お互い見つめ合う目と目、ムムッ、 「失礼ですが、○○では?」「ンッ・・松谷か!!」。何と不思議な事があるものだ・・。そのおっさん、日本海の孤島、 隠岐の島で中学高校と6年間、机を並べていた同級生であった。しかもお互い夫婦連れ、「この世に起こることに偶然はない、全て必然である」 という説もあるが、これは偶然としか言いようがない。とにかくビックリした。

 また、「蒼き狼」にも感動した。ストーリーもさることながらスケールの大きさとモンゴルの風景が素晴らしかった。映画終了後、 旧交を温めたのはいうまでも無い。

 

投稿者 ks110 : 12:17 | コメント (0) | トラックバック