またまた個人情報 | 調査会社の会長ブログ【松谷廣信】

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またまた個人情報

2013年12月12日

昨夜、忘年会を名目に久しぶりに友人と一杯やった。その友人、ほぼ小生と同い年。ところが、未だ現役で、昨年は丸一年フィリピンで過ごし、今春からは長崎に単身赴任と、頑張っている。

その彼が、仕事の合間を利用し、久しぶりに関西に帰って来た。そこで、一杯やろうかと云う事になった訳であるが、実は、その友人、1週間程前に車で正面衝突事故を起こしたらしい。話によると、車は2台ともぐちゃぐちゃで廃車を余儀なくされる程の事故とか。ところが不幸中の幸いと云うか、エアーバックとシートベルトのお蔭で、自分は胸が少し痛む程度、相手はフロントガラスで頭を切り10針程度縫ったらしいが、意外と元気らしく、大変な出来事ではあるが、後遺症は無さそうで、ホッと一安心と云ったところ。

その事故にまつわる話であるが、友人は、事故後すぐに警察に通報すると同時に家族にも連絡。すると、救急車とパトがすぐに駆けつけ、自分も相手{頭から大量の血を流しており、命に別状は・・・と思えるような状態であったらしい)も別々の救急車で搬送されたらしい。

連絡を受けた家族は、心配でたまらない。同時に、相手の命は、ケガの具合は・・・?。当然の事ながら、警察に尋ねた。すると、警察官曰く、「お答え出来ません。個人情報ですから・・・」。事故の相手が、何処の病院に運ばれ、どの様な状況にあるのか、当事者は知りたいに決まっているし、命に別状は?と考えると、居てもたってもいられない。極々当然の感情だと思う。ところが警察官は、「個人情報ですのでお答えできません・・・」の一点張りであったとの事。

頭にきた友人「何が個人情報だ・・・?、そんな馬鹿な事があるか・・!」、そうとう楯突いたらしい。すると、その警察官、「実は私たちもこれはおかしいと思っているんです。でも、私の立場ではどうしようも・・・」。

そういえば、以前亀岡市で、集団登校の小学生に無免許運転の車が突っ込み、何人かの小学生が亡くなった事件があったが、その事故の際、加害者の親が被害者に謝罪したく、警察官に尋ね、それに応えた警察官が、その後個人情報漏えいで懲戒処分を受けた、との報道があったのを思い出した。

懲戒処分をするくらいだから、法律に詳しい偉い人が、検討に検討、議論に議論を重ねた結果と思われるが、庶民感覚では何処かおかしい。現実にマッチしていないというか、何のための情報で、何のために情報を保護するのか・・・。ただただ、事なかれ主義で、法の条文に照らし合わせ、ひかかりがあれば全て蓋をしてしまうと云う姿勢が顕著に表れた形の結果に思えてならない。

今回のケースでも、警察官の立場になれば、「個人情報ですから・・・」と言わざるをえないのはよく判る。情にほだされて、何処どこの病院でケガの程度は・・・と答え、結果、懲戒処分を受けるような事になったらたまらないものネ・・・。しかし、教えて何か不都合があるのであろうか・・・。それとも、相手を心配するのはお前の勝手で、心配なら勝手に心配しておけばいい、と云うのが正しい考え方なのか。

少なくとも小生は、そんな社会には住みたくない。情の通わない、情を察しようともしない様な社会での生活などまっぴら御免である。

私の尊敬する中村天風先生は、「情味を味わって生きるのが、人生のだいご味である」、「人は常に、生きるための情味をみいだそう」とさえ言っている。

個人情報保護と社会性、公共性の問題はもっともっと議論を重ね、方向性を間違わないようにしないと、本当にギクシャクとした生きにくい社会になってしまう。法律が、現実の社会生活を無視して一人歩きを始めると、恐怖社会に通じる道になることをよくこよく考えて貰いたいと思う。

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