小父さんの話
今週のはじめ、某小父さんが突然会社に来た。1階の受付?から事務員に連絡したらしく、私にメモがまわって来た、 「八尾のおっちゃん、とおっしゃる方が1階にお見えですが・・・」とある。なに・・「直ぐにお通しして・・!!」。 少し疲れ気味のチョッキによれよれの帽子を被り、ニヤッと独特の笑みを浮かべて入ってきた。応接に腰をかけるやいなやタバコを口にくわえる・ ・・、ムム・・私の部屋は禁煙・・、所が全く意に介している様子がない。人生の大先輩、おん歳80才である。禁煙など通用するはずが無い、 直ぐに炊事場から灰皿を持って来た。タバコは昔ながらのピースである。
実はこの小父さん、そこそこのお金持ちでゆったりとした暮らし向きの人である。ところが、お金を使うのは嫌いなほう・・、 それも可也徹底している。普通の人は「高価な物を自慢する」が、小父さんは「如何に安く買ったかを自慢する」、 とにかく物を安く買うのが大好きである。一般に云うダダのケチとは違い、お金は使う時は使う、無駄使いもする。 所が他と比較検討して安くなければ絶対にダメ、「松谷さんこれどや・・、君にと思ってこうてきたのだが・・」、今までにシャツやジャンバー、 ネクタイなど色々と頂いたが、1着百円のものは珍しい、たいがいは五十円で仕入れたものである。
で、今回も同様。「松谷さん、これ面白いで・・、5冊の単行本をさしだす」、それも相当の古本、表紙は勿論中も色あせ赤茶けており、 少し目が弱くなった小生に取ってはチョット辛い本である。多分間違いなく10円で仕入れた本である。「何時もすみません・・ 有り難うございます」、深々と頭を下げ、5冊の本を押戴いた、トホホ・・・。
小父さんは中国語が好きで、今も中国語の学校に週一で通っている。80歳になっても向学心は全く衰えていない、 漢字一つに大変な興味を示す、従って、エッと思うような話がちょくちょく聞ける。普通の人と少し違っているが、 それ故に独特の味があり面白い。「松谷さん・・、 この陳舜臣の中国任侠伝、これは面白い・・日本の講談やな・・ これは・・」。そこで薦められるままに早速読んでみた、確かに物語は講談調で文の切れも良く面白い。その一節に、 一寸興味深い内容の話があったので紹介したいと思う・・。
ところが、時間がない・・。次の用事があるので、内容の紹介は次回にゆずらしてもらう事にする。あしからず・・・。
Posted on :| コメント (0) | トラックバック (0)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:





