安定した生活の得難さ
新年早々、「あけおめ退職」なる報道。
何事かとニュースを読めば、まあ何のことはない、長期休み明けに出社が憂鬱になりそのまま退職していたという話。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4f1aceacac7febe29c365e4832625a51985d044?page=1
※参考Yahooニュース
20代の3割弱がそういったことを経験しているとの報道であったが、母体数や誰に何を聞いたのかはその報道からはよくわからず特段の感慨はない。
色々と名前をつけて際立たせて、何でも無いことを「ニュース化」しているだけでは・・・?
新年早々、既存顧客から電話。
「昨年採用したあの人、もう退職したわ」
「え!?そうなんですか?」
「あともう一人はもう転職先が決まったとかで有給休暇申請してきて休んで、もう一人は年明けから連絡がつかへん」
「おお・・・そんなに立て続けに・・・」
「他社どうなの?」
「・・・」
あけおめ退職のことが頭をかすめたが、実際に聞いたのは改めて考えるとこの顧客が最初。御社でバックグラウンドチェックかけたのにすぐ辞めたわ、という不満顔とともに聞く話はあれどそれが「今の時代」なのか「この時期」なのかと言われると、いまいちはっきりせず。
顧客側としても特段真剣にこちらの意見を聞きたいというよりも愚痴と世間話の一貫だろうが、にしてもこの状況はキツい。
「最近の50代はうちに仕事をしに来てないんですわ」
「会社に仕事しに来ず、何しに来てるんですか?」
「安定した収入を得に来てる」
・・・なんとも。安定した収入が欲しければ、それを得るために仕事を必死にしなければだな、その大切な安定収入は得られないというもので・・・ゴニョゴニョ。
安定、というのが一番難しい。
上げよう、伸ばそう、成長しようと必死になってすらなんとか現状維持。
現状維持しようとすれば落ちていく。
スポーツでも、部活でも、なんでもそうだ。
一瞬伸ばすことは誰でも出来る。伸ばし続けることが出来なければ会社は潰れる。
新卒の頃、いわゆるビギナーズラックで得た売上も半年もすればすぐに落ちた。顧客の都合で上がった売上は顧客の都合で落ちた。当然である。自分には営業力があるのかも?!と舞い上がった自尊心はすぐに地に落ち、底辺を這い回るようにして1年後、やっと自分で売上を上げるという経験をする。そうして人は謙虚になっていくことを知った。既存の顧客、定期的に続けて発注を頂けることの有り難さを知った。まさに字のごとく「有ることが難しい」ことを知ったのだった。
いつ辞めても次の職場がある
そういう時期もあろうが、そうでない時期がやってくる
私はその時、生きていけるだろうか。いや己のことなのだから、だろうかではなく、生きていけるように今を生きなければならない。








