〇〇日記~世の中の仕事を知ろう~
最近、「〇〇日記」という書籍をよく読む。
〇〇に当てはまるものは世の中にある様々な仕事だ。
著者は実際にその仕事をしている(していた)人たちで、皆、仮名で書いている。プロの作家では当然ない。
いつの頃からか書店で見かけるようになり、その軽快なイラストとノンフィクションというには軽い内容の手頃さに重宝するようになった。
そもそも何に「重宝」するのかといえば、「仕事理解」の手段として重宝している。
はじめはお取引先の仕事内容がいまいちわからず、業界の本でも読んでみるかと思って手に取ったのだ。
専門書は本格的過ぎて理解出来ないし、就活本や業界地図などではHPを見るのと同じ。
理解したとは到底言えない把握に留まる。
実際に現場で働く人達の肌感をわかりやすく、かつ軽いタッチで。
かつ1日で読める手軽さ。広く浅く仕事を知るにはもってこいの書籍だ。
弊社の仕事はバックグラウンドチェックなので、毎日多くの履歴書を見る。世の中にはほんとに色んな仕事があるんだなあ・・・と思う。
この人はどんな業界でどんな仕事をしてきた人なのだろう?
・同業種、同職種で転職を繰り返している人。
・業種は違うけど、職種は一貫しているという人。またはその逆。
・まったく一貫性のない人。
など様々だ。
その転職は果たして、ステップアップなのかダウンなのか。
以前この仕事をしていた人が、次この仕事はできるものなのか。
そんな疑問ともいえぬ思いが多くの履歴書を見ながら絶え間なく脳の中を通り過ぎていく。
ある時期、人の転職傾向をグラフや表にまとめて、バックグラウンドチェックに利用できないか?と考えたことがある。こういう傾向の人はこういう転職をする、みたいなことが分かれば調査がもう少しやりやすくなるのではと思ったのだが、これは失敗だった。そういう法則に従わないことがままあるから、バックグラウンドチェックが必要なのだった・・・。と今更ながら思う。
統計を取ったとして、多数決をしたとして、その「多い方」が今回の候補者であるとは限らない。知りたいのは今回の候補者のことだけであり、その人が属するグループの傾向ではない。だから世の中の分析結果や、属性別傾向などどれだけうんちくを垂れようと、何の役にも立たない。
既出の「〇〇日記」シリーズ本。
業界に長くいる人が書いているのに、なぜか業界の暴露的な話や、知識披露といった印象をほとんど受けない。
「皆さんご存じないかもしれないが、実はこうでああで・・・」と知識披露をしたいところだろうに、そういった押し付けがましさや上から目線はほぼ皆無。
それがすごくいいと思う。逆にそこから少しだけその業界にいる人達の愛着が感じられて微笑ましくなる。
今日も手に取るこの履歴書の人は、前職あの業界だったのか、こんな現場もあったのかな・・なんてぼんやりと思いながら、それはさておき、その人のバックグラウンドチェックへ取り掛かる。
全く何もわからず事務的に行うバックグラウンドチェックより、少し体温を上げて対応出来る気がする。








