ヘッドハンティングって何?
ヘッドハンティング、というと〇〇の会社のCEOに、とか、CFOに、などハイクラスのポジションで引き抜きがかかるイメージだが、現実ではどのようなものなのだろうか。
<事例1>
オフィスにいるとたまにかかってくる電話。「〇〇関係の同業者から〇〇さんのお噂をお聞きし、ぜひお話お伺いしたく・・・」とかかってきて、要領を得ないなと思っていたら要は引き抜きの話じゃないか!私もとうとうそんなレベルになってきたか、と思いきや、単なるそういう営業電話。
紹介会社は持ち玉が多いに越したことはない。
これもヘッドハンティングと言われたりする。
<事例2>
取引先の担当者に自社の愚痴をこぼしていたら、飲みの席で「うちに来たらいいよ」と言われた。うちの社長もOKしてるよ、と。
人手不足の昨今、一人でも多く人は欲しい。尚、入社して翌月にはその担当者は退職していた。などということもざらにある。
これもヘッドハンティングという人がいる。
<事例3>
ベンチャーキャピタルが投資先の企業の役員候補として声をかけてくる。
有名コンサル会社がこんな話に興味はないかと聞いてくる。
これは経営に深くコミットする場合。相当現年収も社会的地位も高い人たち。未公開株がその報酬。上場すれば一生働かなくとも暮らしていけるお金が手に入る。
しかし失敗すれば今の立場を捨てたことを一生後悔するかもしれない――。そんな世界もあることをつい最近知った。
やはり人は自分の想像できる範囲内でしかその仕事を理解出来ないものだし、言葉の指す範囲も自分の世界観でしか理解し得ない。
本来は、肌感覚として落とし込めることしか「理解」には程遠いのかもしれない。
弊社が受ける依頼の中には、事例3の過程でバックグラウンドチェックを実施したいという依頼もある。
そこで知るのは、そのヘッドハンティング会社の質でもあり、目的であり、人材リストや経歴だけではわからない人の評価である。
投資を受ける企業側も、投資家も、ベンチャーキャピタルも、ヘッドハンティング企業も、最終目標は同じ(はず)だが、それぞれの判断は違ってくる。
それぞれ専門分野があり、責任を負うべき役割がある。企業のまず第一義はそれぞれの義務を果たすことである。
弊社のバックグラウンドチェックはこれまで、人材紹介会社の目的とは違うが企業側の目的には合致する、と言ってきた。
しかし当然上記同様に完全に合致する訳では無い。
役員の選任解任も行い、自らも役員になり、投資も行うベンチャーキャピタルですら、企業側と目的は完全に合致しないのだから。
こうなってくるとそもそも「企業」とは?となる。株主意向なのか、社長の意向なのか、これまでの企業のカラーなのか、従業員の総意なのか。
「結果にコミット」
「成果報酬型」
とある時期までこのような文言がよく目についた。
最近は
「経営者に伴走」
「人生に寄り添う」
という優しさあふれる文言が目につく。
リスクのない取引などない。リスクを取らないということは責任を取らないということである。
結局は自分が聞きたいように聞き、理解したいと思っていることだけが理解できる。
「理解などというものは概ね願望に基づくものだ」
「たった一言だけなのに、欲している人にとってその言葉は全ての問題への解決に思える」
似たような格言はいくらでもある。
だから概ね最終目的地は同じ、それぞれの役割が違うもの達が一つの会社内にいることは大切で、そういう構造を内包していることこそが必要なリスクヘッジなのだと思われる。








