調査会社の会長ブログ【松谷廣信】

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履歴書の嘘

調査録2017/03/03

弊社の仕事は採用調査がメイン。それも有職者、所謂、中途採用のバックグランドチェックが主体となっている。過去何回かこのブログでも紹介したが、履歴書というのは、本人自ら自分の経歴を記載するのだから、一般的には間違いないものとされている。ところがところが、この仕事をして分かったことだが、何と履歴書に嘘の多いこと。何時からこんな社会に成ったのだろうか・・・。個人情報保護=匿名社会=不正社会=犯罪社会の図式が頭をよぎるのは小生だけであろうか。また、プライバシーや個人情報が保護されれば、本当に暮らしやすい社会に成るのだろうか・・・。凡人はついついこんな事を考えてしまう。

本当は、今日はこんなボヤキを書くつもりではなかった。ただ、書き出すとついつい何時ものボヤキになってしまう・・・反省。

書きたかったのは以下のこと。

最近の小生の主な仕事は、調査員が書いたレポートの点検。所謂、新聞社等でつかわれる「デスク」と呼ばれるポジションの仕事である。

一日何十件のレポートに目を通すが、内容は千差万別。良い人もいればとんでもない人もいる。その内の一件

氏名、山田太郎(仮名/27歳)

 平成22年3月 ○○大学 卒業

 平成22年4月 ○○㈱ 入社

 平成28年2月 ○○㈱ 退職

 平成28年5月 △△㈱ 入社

 平成29年2月 △△㈱ 退職

 (調査報告書)

所見、 「申告の履歴書は全くのデタラメ。前々職の○○㈱は、約6年間の在職となっているが、実際は5年ほど前に6ケ月勤務しただけ。しかもまともに出勤したのは入社後2ケ月程で、後は家庭事情(父が心筋梗塞で倒れたとか、病院に連れて行くため、等々の理由で)を理由に度々欠勤していた。余りに欠勤が多いため、会社の人が家庭訪問をすると、父親は心筋梗塞どころかピンピンしていた元気な姿で応対したという。そんな事から会社は本人と話し合いの場を持ち、結果勧奨退職なったとのこと。尚、前職の△△㈱は、在職期間は僅か5ケ月。しかも、父親が急死したとの理由で、特別休暇をとり、そのまま退職したとの事であった。ところが、父親は元気で今も勤めに出かける姿が近隣者に確認されており、父親の死は全くの虚言であることが判明した。以上、申告履歴に信憑性は無く、空白期間の動向も定かで無く、被調査人は虚言癖のある信頼しがたい人物と判断せざるを得ない」

尚、レポートの記事欄には、前職、前々職での勤怠状況などが細々と書かれ、上記の所見を裏付けるものと成っている。

これに類するレポートは日常茶飯事に目にする。ところが、これは調査員の努力の賜物であり、普通に正面から前職照会をかければ、「個人情報ですからお応えできません。期間は勿論、居たか居なかったかもお応えする事はできません・・」と、けんもほろろに云われるのがおちである。これが今の個人情報保護の流れである。

 

※ 但し、上記報告書の所見は、実際の報告書をそのまま転記したものではない。

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