カンボジア訪問報告NO2 |

調査会社の会長ブログ

カンボジア訪問報告NO2

2015年03月17日

この度訪問したカンボジアのタサエン村は、カンボジアでも最貧の地域で、タイと国境を接し、内戦時、ポルポト軍が最後の砦とした所である。村の住人は大半が元ポルポト軍の関係者。ポルポトが倒された後、そのままこの地に残り、荒地を開墾、キャッサバを植え、その収穫で細々と生計を成してきた来た村である。周囲は地雷だらけと云っても過言では無く、周辺のあちこちが地雷原となっている。

調査によると、カンボジアに埋設された地雷は、300万から500百万個とも云われるが、1年で撤去処理(各国の支援等によりCMACシーマックを中心に行われている)される地雷や不発弾は、最近でも2万個内外と云われ、全ての処理が完了するのは、100年以上かかるとさえ言われる状況にある。

こうした地に単身乗り込み、村人に地雷探査とその処理技術を教え、村人と共に地雷処理に邁進しているのが、小生の自衛隊の同期、高山良二氏である。彼の活動には、ただただ頭が下がる。

その彼が、前々から、「一度来てくれ」と声を掛けてくれていた。その声に応え、女房と一緒に訪問したのが一昨年の暮れ。その時の、カルチャーショックと村人に触れての感動から、小学校の寄贈を決意した。完成したのが昨年の6月末。そして、その学校訪問を目的に今回の訪問となった。この事は、前回のブログで紹介し、写真も添付したが、今日は少し時間があるので、この地と村人の生活風景も交えて、もう少し丁寧に紹介する事にする。

カンボジアは王国。通称カンボジアは、インドシナ半島に位置する東南アジア立憲君主制国家。東にベトナム、西にタイ、北にラオスと国境を接し、南は南シナ海に接する。首都はプノンペン。国民の90%以上がクメール語(カンボジア語)を話し、仏教上座部仏教)を奉ずるクメール人カンボジア人)である。

行政組織は、最小単位が村、村が数村集まりコミューン、コミューンが数地区で郡、郡が集まり州、州は25州ありカンボジア王国となっている。ところが、地区により違いはあると思うが、村にもコミューンにも群にも行政官らしい人はいない。集会所的な建物はあり、村長、コミューン長、郡長は居るが、事務官らしい常勤の人は居なく、集会所的な建物には1人、2人姿は見えるが、椅子があるだけで机はない。

州になると行政事務官は居るようであるが、所謂、日本の市町村単位では行政官らしい人が居ないのである。また、警察組織は有り、警察署長も居るが、警察署的な建物は無く、常勤はしていない。タサエン村でお会いした警察署長は、昼間は農業に勤しみ、夜は私の友人、高山氏の宿舎警備にバイトで来ている。夕方6時から朝6時まで鉄砲を担いでハンモッグで寝ている。

また、郵便局はない。従って郵便物は届かない。車は日本車ばかり、トヨタ、日産、ホンダ、マツダと相当走っているが、信号は全くなく、常時クラクションを鳴らし走る。運転者は殆ど無免許、だって教習所もなければ試験場もない。バイクは非常に多く、小学生も普通に乗っているが、勿論無免許で2人乗り、3人乗りが普通。牛も鶏も犬も放し飼い、隣近所を走り回っており、どれが隣の鶏でどれが自分家のか判らない。朝早くにコケコッコーと鳴いていた鶏が夕食の食卓に出てくることも。それも隣のか自分家のかよく分からない(高山に聞いてもよく判らないという)。

ところが、男女関係はかなりキチッとしており、日本では当たり前となっている「出来ちゃった婚」など先ず無いと云う。結婚は基本婿入り。男が女の家に嫁ぐのが普通である。そして、結婚式の後、10月10日すると大体は子供が生まれるという。だから子供は多い。パンツひとつで走り回っており、屈託がなくとんでもなく目がきれい。真黒な目が光り輝いている。正直この目には感動する。

 

宿舎の警備についてくれている警察官の小銃を借り、昔取った杵づかと気取ってみる。驚くなかれ、この小銃には実弾36発が入っているが、躊躇なくそれをそのまま貸してくれた。

DSCF0534

現役の警察官

DSCF0537

メイドのマーさんが夕食(焼肉)の準備をしてくれる。

DSCF0541

高山の宿舎のキッチン。料理は床にまな板を置いて作る。これでも多分かなりハイクラスの家のキッチンと思う。

DSCF0543 

宿舎の様子。愛媛から来ていた高山のお客。彼は床にゴザを敷いて寝た。私はVIP待遇で、このベッドで寝かせて頂いた。

DSCF0544

高山が雇っている地雷処理のスタッフ。隣は愛犬のビー、オス2歳。

DSCF0546

地雷処理班が使用するCMACの車両。日本からの寄贈。

DSCF0545

学校に向かう途中の道路。雨季(4月から10月)になると車両は走れない。

DSCF0566

前日の夜中の豪雨で道路がぬかるんでおり、相当運転には注意を要す。

DSCF0590

途中、トラックがぬかるみにはまり動けなくなっていたため、急きょ道路脇の畑に迂回路をつくり何とか目的地(学校)に向かうことが出来た。日本では考えられないが、畑が臨時道路になるなど普通の事で、それを畑の所有者が、とやかくいう事もないらしい。

DSCF0578

学校着。生徒の出迎えを受ける。、

DSCF0657

 

DSCF0636 

少し緊張気味の子供たち。

DSCF0626 

DSCF0614

プレゼントしたサッカーボールで遊ぶ生徒。馬乗りになってボウルを回して行き、落とすと、ボウルをぶつけられる。ルールはよく判らなかった。 DSCF0665

村人がヤシの実を切ってくれた。正に純粋のヤシジュース。隣の女性はベトナムで日本語学校の先生をしているらしいが、たまたま高山の宿舎で一緒になり、同行してくれた。

DSCF0661 

学校の横で生徒相手の売店を営む人の赤ちゃん。余りのかわいらしさについ手が出てしまい、抱っこさせてもらった。

DSCF0648

学校訪問が終わると、同行した郡長他、コミューン長や村長が小生一行を村のレストランに招待してくれた。レストランの横で当日の調理をしてくれているところ。

DSCF0678

野鼠を裁き、照り焼きにして食す。昨夜生け捕りにした野鼠とか。畑に結構いるらしい。中々美味しかった。

DSCF0679

放し飼いの鶏をその場で調理してくれた。

DSCF0682

明日の命の保証なし・・・。調理場の横を、明日のわが身も考えず走り回っている。

DSCF0688 

これはカモ。

IMG_20150222_145235

目の前で調理して頂いた料理を車座になっていただいているところ。言葉は全くつうじないが、歓待してくれているのは十分に分かる。とにかく皆がおおらかというか純朴というか、少しはにかんだ感じの笑顔が全てを物語っている。高山がこの地に骨を埋めようと考えたのも、すこし理解できる思いがした。

IMG_20150220_134131

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

http://www.ks110.com/hm/2015/03/post_497.php/trackback

コメントを残す

(いままで、ここでコメントしたとがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

内容をご確認の上、送信してください。

関西総合調査業協会会員

NPO法人全国調査業協会
連合会加盟員

全国調査業協同組合
(内閣府認可法人)会員

大阪興信探偵業協同組合会員

東京都公安委員会
第30070479号

大阪府公安委員会
第62070608号

大阪府知事届出

大阪商工会議所会員

セコムトラストシステムズ
SSL GMOグローバルサインのサイトシール
LINK