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調査会社の会長ブログ

調査と個人情報

2012年08月02日

今週月曜日(7月30日)、所属する船場ロータリークラブで、「職奉卓話」を行った。

ロータリークラブの4大奉仕の一つに「職業奉仕」と云うのがある。所謂、自分の仕事、職業を通じて社会に如何に奉仕するか、
それを学ぼうと言うのである。その一環として昨年より「職奉卓話」と云うのが行われる事になった。
目的は単純に会員相互の仕事をお互いにもっと知り合おうと云う事である。

人前で話すのは苦手であるが、順番が廻ってくれば絶対に逃げる事は出来ない。そこで、何時もの独善的な話になったが、
以下の内容を話し、お茶を濁した。


「職奉卓話」  松谷 廣信

 


 創業35年。法人企業をクライアントとし、人事調査を主に行っています。比率は、採用60%
、特殊人事20%、企業信用10%、その他10%と言ったところです。しかし、最近は非常に人に関する情報入手は難しくなっており、
仕事がし辛くなって来ています。


偏ったプライバシー意識の高まりや個人情報保護の行き過ぎた運用などに起因していると思われますが、今では、
個人情報は本人承諾なくしては入手してはいけないものの様に思われています。


個人情報保護法は、「個人情報取り扱い業者」(5千件以上の個人情報を体系的に管理し、
これを業務のように供する者)を対象とした法律ですが、一般家庭の主婦までが、「個人情報取り扱い業者」
であるかの如き解釈をしているようで、「それは個人情報ですから言えません・・・」と云うのが常套句になっています。


私どもの仕事の一環ですが、就職の際に応募者が提出する履歴書が正しいか否か、
その確認さえ出来なくなって来ています。学校は卒業確認に応じない、企業は在職確認に応じない、役所は住民票も戸籍も出さない。
全て個人情報保護が理由です。


従って、今では相手が何処の誰か確認するすべがなく、
相手が言う事をそのまま信用せざるを得ない状況に陥っています。こんな事は、騙されて始めて気がつきますが、騙されるまでは、
個人情報が保護されることは良いことだ、と単純に考え、疑問を持たないようです。個人情報に全て蓋をし、
相手が何処の誰か判らない社会を作って、人間のコミュニティー社会は成り立つのでしょうか・・・非常に疑問に思っております。


私ども調査会社の仕事は、リスクマネジメントの観点から、事を成す前、
事が起こる前に調べるのが仕事です。警察や司法関係者は、大半は事が起こってから調べるのが仕事です。しかし、
現実の社会は事が起こってからでは遅いのです、後の祭りでしかありません。しかし、役所は事が起こってからの調べには理解を示しますが、
事が起こる前の調査には極めて否定的です。こう言うのを、本末転倒と云うのでは。


覆面社会の到来が目前に迫り、詐欺師天国が形成されつつあります。今一度、
官民一体となって個人情報の取り扱いには議論を重ねる必要がある様に思えてなりません。

 

 

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