履歴書詐称(経歴詐称)
危惧していたことが現実に。以前このブログにも書いたが、今の個人情報保護や人権の流れからすると「履歴書詐称」が蔓延し、東大や京大卒が倍増するのではないか・・?、 との警笛を鳴らしたが、徐々にその危惧が現実化しつつある。その事を実例をもって紹介したいと思う。
先般、クライアントの某企業から久し振りに電話、「一寸相談したいことがあるので来ていただけませんか」、「ハイ判りました。直ぐにお伺いします」。 担当の営業マンは喜び勇んで飛び出して行った。で、持ち帰った資料は可也の量。ひと目見るなり、履歴書5?6件はあるな・・・ と喜んだのも束の間、実際はさに非ず。たった1件の雇用調査であった。ただ単に調査の為の参考資料が多いだけ。
理由は、履歴書に添付された資料が通常の職務経歴書の外、 卒業証書の写し1通、卒業証明書の写し1通、在職証明書2通、資格の証明書2通、国家試験の一部合格証明書1通。 ご丁寧と云うか、お見事と云うか・・・、驚嘆に値するほどキチッとした履歴書と、その履歴を証明する添付資料であった。
此処までの資料を揃えての応募ゆえ、企業は経歴については「疑う余地なし」として、 採用調査を省略し面接だけで採用を決定。即戦力として、そこそこのポストを用意し就業して貰った。 ところが思った程に仕事は出来ない。会話の中にも時々アレッと思うようなところがある。
そこで、疑問に感じた人事担当者が、弊社に「一寸来ていただけませんか・・ 」と、なった訳らしい。
早速その履歴と添付資料に基づいて経歴調査を開始。ところがご存知の通りで、 学校は個人情報を盾に卒業確認には応じない。企業は在職確認に応じない。お手上げである、ところがそこで手を上げたのでは調査に成らない。 調査員は何時もの通り、あの手この手で苦心惨憺。結果は、大学は2校ともウソ、職歴も全くのデタラメ。
何でその事実が判ったかと云うに、奴さんの提出した添付資料の書式や内容が本物と少しづつ違っていたため。こう云うのを一般に 「墓穴を掘る」と云う。
卒業証書は文面に若干の違いがあった。卒業証明書は学長名が違っていた(代の違う学長名)、在職証明書は書式に違いがあった。等などで、個人の事は云えないが自校、自社が発行したものか否か、 書式やその外の内容については個人情報とは別として、ご協力頂けたと云う訳である。
笑い話のような本当の話。 こんな世間に誰がした・・・・♪ 。
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